レギュラーでもルーキーには〝夏休み特権〟はなし―。阪神・矢野燿大監督(52)が、2人のレギュラー新人の夏の強化プランについて構想を語った。

 オールスターにも出場したリーグ4位の20本塁打、52打点のドラフト1位新人に違わぬ実力を発揮した佐藤輝明内野手(22)とリーグ2位の16盗塁で5月以降、遊撃のレギュラーに定着した中野拓夢内野手(25)の2人についてだ。

 チームは翌週の27日から本拠地・甲子園でエキシビションマッチ6試合を予定しているが「新人だしリフレッシュ重視というよりは、疲れがあるなかでどうするかも大事」とシーズン通りに起用していくという。

 佐藤輝であれば、リーグ最多121を記録している三振数の削減と確実性の向上、中野であればリーグ最多の13失策は、いずれも後半戦へむけ改善すべき課題にもなっている。

 指揮官は「成長のために今、何をやったらいいかを考えながらやっていこうかと思っている」と説明。今や欠かせない戦力でもある2人には極力、実戦の場を与えることで、レベルアップを促していく模様だ。