「マイナビオールスターゲーム2021」第1戦(16日、メットライフ)で全セの4番を務めた巨人・岡本和真内野手(25)が球宴初安打、初盗塁をマークした。

 1点を追う6回に右前打で出塁した岡本和は、二死から広島・菊池涼の打席の初球でスタート。意表を突いて二塁を落とした。直後に菊池涼に逆転2ランが飛び出し、生還。「(巨人)坂本さんと菊池さんにずっとあおられていたので、ヒットが出てよかったです」と初安打を振り返った。

 第1戦MVPに輝いた菊池涼からベンチで「盗塁で楽に打てた」と感謝されたという。巨人不動の4番は「賞金(300万円)は僕がもらわないといけないかなと思います」と〝岡本節〟をさく裂させた。
 
 17日の2戦目(楽天生命)にはホームランダービーに出場する。「緊張して1本も打てないかもしれないですけど、頑張りたいなと思います」とセ2冠王はコブシを握った。