中日・柳裕也投手(27)が打線に見殺しにされ、一発に泣いた。

 14日の広島戦(マツダ)に中5日で登板しながら、7回を4安打1失点、9奪三振と好投を披露。しかし、打線が相手先発・森下と守護神・栗林を攻略できず散発5安打で無得点に終わり、4回に小園から浴びた1号ソロが最後まで重くのしかかった。

 明大の3学年後輩の森下との投げ合いに敗れた柳は「相手がいい投手ですから。先制点をあげたというのが悔やまれます」と悔しさをあらわにした。

 与田監督は柳の投球について「よく投げた、本当に」とたたえながらも、小園の一発は初球が真ん中に入って決勝打となったことで「相手がしっかり仕留めた。ストライクも当然取らないといけないのが野球。それでもどうやって今度抑えるか。そのレベルにアイツもきている。甘くても抑えられるような投手を目指すしかない」とさらなるレベルアップを望んだ。