巨人・中島宏之内野手(38)が14日のヤクルト戦(東京ドーム)に「6番・一塁」で先発出場し、いきなり結果を残した。

 初回に4点を先制されたが、すぐさま反撃を開始した。直後の攻撃で無死満塁のチャンスを作るも岡本和、ウィーラーが凡退し、まさかの無得点で終わりかけた。ここで流れを引き戻したのが中島だ。カウント1―2と追い込まれながらもスライダーを中前へはじき返し、2者が生還した。

 亀井と並んでチーム最年長の中島は規定打席にこそ到達していないが、得点圏打率は4割8分(25打数12安打)に上昇。12日には「(前半戦は)あと2試合だからね」とベテランの総動員を予告していた原監督の期待に、初回からバットで応えている。