阪神にまたも“サイン盗み疑惑” 二軍戦で起きた警告試合の根深い「背景」

2021年07月12日 05時15分

6日の一軍戦で一触即発となった阪神・矢野監督(右)とヤクルト・高津監督(右から2人目)
6日の一軍戦で一触即発となった阪神・矢野監督(右)とヤクルト・高津監督(右から2人目)

 ウエスタン・リーグで起きた「サイン盗み騒動」の波紋が広がっている。一軍でも6日のヤクルト―阪神戦(神宮)で騒動が起きたばかりだが、10日の二軍戦、中日―阪神戦(ナゴヤ球場)で、阪神の二塁走者が打者に伝達行為をした疑惑で、両軍の首脳陣が激しく口論。試合が一時中断となり「警告試合」となる騒動が勃発した。

 試合後、阪神・平田、中日・仁村両二軍監督で話し合いを持ち、お互いに解決した格好となったが、こうした問題が起きる背景には根深いものがあるという。

 球界関係者は「阪神に限らず、サイン盗みがチームぐるみではなく、首脳陣が知らないところで、選手同士で行われるケースはあるかもしれない。ファームでもなかなか結果を残せず、切羽詰まった選手が一部の選手に頼み込んで二塁走者とかになったときに球種やコースを教えてもらうとか。結果を出せば二軍首脳陣もその選手の調子が最近いいからと、一軍昇格を進言してもらえるようになるからね」と指摘した。

 実際、伝達行為ではないのだが、二塁走者が捕手のサインを盗むケースはあるそうで「なぜかフォークのサインが出たときばかり、三盗されることがある」。しかし、伝達行為も含めて「証拠をつかむのはほとんど不可能。当事者たちがやっていたと認めない限りは怪しい動きをしていたというだけではどうにもならない」という。

 それでも今回、騒動になったことについては「二軍とはいえ、これだけ大きな騒動になれば、今後は一軍も含めてもう怪しまれるような変な動きはどの球団もできなくなる。けん制する意味もあったのでは」とみている。

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