巨人の大城卓三捕手(28)が値千金の適時打を放った。

 首位決戦第3ラウンドとなった11日の阪神戦(甲子園)は巨人・高橋が7回1安打無失点、阪神・西勇輝が7回2安打無失点と両者一歩も譲らない投手戦となった。

 巨人は8回、先頭の亀井が右越え二塁打でチャンスメーク。送られて一死三塁となり、大城が打席に立った。

 簡単に0―2と追い込まれたが、3球勝負に来た外角低め133キロのスライダーを逆らわずに左前へ弾き返した。ここまで先発・高橋を引っ張ってきた女房役が待望の援護点。大城は一塁上で両手を上げてガッツポーズだった。