元プロ野球選手の清原和博氏(53)が10日、甲子園球場で行われた阪神―巨人戦を生放送した関西テレビで解説を務めた。

 試合は巨人が8―1で快勝する結果となったが、その直後に〝ビッグサプライズ〟が待っていた。Gナインがグラウンド上でファンへのあいさつを済ませると、元木ヘッドコーチが放送席にいた清原氏の方向を指さし、その存在を確認した原監督が宮本投手チーフコーチとともに帽子を取り、3人そろって大きく手を振ったのだ。

 これには放送席の清原氏も恐縮した様子で何度も頭を下げるばかりで「いやあ、鳥肌たちましたね。鳥肌たちましたよ」と思わず言葉を失った。

 原監督の第1次政権の下では選手としてプレーした。それだけに「何か泣きそうですね…。いやあ、来てよかったあ。元木ヘッドコーチの演出だと思うんですけど、まさか原さんがバックネット裏に手を振ってくれるなんて夢にも思ってなかったんで…。今まで頑張ってきて本当に良かった。ありがとうございます」と思わず言葉を詰まらせていた。