ロッテ・佐々木朗希とオリックス・宮城大弥の〝差〟 プロはこう見る

2021年07月10日 06時15分

パッとしない佐々木朗希
パッとしない佐々木朗希

 ロッテの佐々木朗希投手(19)がこのところ冴えない。9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で今季5度目の先発マウンドに上がったが、5回85球を投げ8安打4失点(自責2)で2敗目。初回にプロ入り後最速となる157キロをマークしたものの、これで5月27日の阪神戦での初勝利以来、3試合連続で勝ち星から遠ざかっている。

 この日は試合途中から小雨が降る悪天候に加え、マウンドも時間が経つごとに緩むなど悪条件が重なった。特に雨の強くなった5回は投手には過酷な状況だっただけに不運だったに違いない。

 それでも他球団では同期でプロ2年目のオリックス・宮城大弥投手(19)が、13試合の登板でリーグトップタイの9勝を挙げる活躍を見せている。「令和の怪物」の異名を持つ佐々木朗も、負けてはいられない。

 宮城とは異なり直球の球速は常時150キロ以上をマークできる佐々木朗に、何が足りないのか。長いイニングを投げ抜く体力も要因の一つと言われる中、他球団のスコアラーは「緩急の差も大きい」とし、こう続ける。

「宮城の直球は主に140キロ台だが、効果的に100キロ台のカーブなどを織り交ぜている。直球と変化球の球速差が30キロ以上もあるため、140キロの直球でも打者は差し込まれるわけです。他方、佐々木朗は150キロ超の直球を連発しても、変化球が130キロ台後半では打者の目を翻弄できない。バッテリーの呼吸等もあるので簡単ではないが、このあたりが今後の課題でしょう」

 たとえ150キロ台の直球でも、緩急やスピード差を巧みに利用しなければ、プロの強打者は抑えられない。ライバルに追いつくためにもこの壁は早急に克服したいところだろう。

 降板後、本人は「ボールが先行してしまいリズムが作れなかったです。そこが反省点です。修正点としては、いい球もあったので、そういった球を増やしていければと思います。自分でチームの足を引っ張ってしまいました。申し訳ないです」。後半戦までに修正点を克服できるか。

関連タグ:

ピックアップ