中日が9日のDeNA戦(バンテリン)で3ー1の接戦を制し、1か月以上ぶりに連勝を飾った。

 久しぶりに投打がかみ合った。投げては先発の小笠原が7回4安打1失点の好投で、自己最多の6勝目をマーク。リリーフ陣もともに防御率0点台を誇る2番手・又吉、守護神のR・マルティネスが危なげなく、それぞれ1イニング無失点に抑えた。

 打線は2回に福留、木下拓、高橋周の3連打で無死満塁の好機をつくると、阿部の中犠飛で1点を先制。6回に同点に追いつかれたが、7回に木下拓の7号ソロで勝ち越しに成功すると、8回にもビシエドの左犠飛でダメ押しの1点を追加した。

 試合後、与田監督は小笠原について「今日は四球が一つもなく、見ていて安心感があった。両サイドの投げ分けもうまくできていた」と目を細める。

 自己最多の7号を放った木下拓に対しては「本当に大きい一発でした。追いつかれて何とか(小笠原)慎之介に勝ちもつけたいし、そういう中でリードも含めてよく頑張ってくれた」とねぎらった。

 チームは5月29日から6月3日に4連勝して以来、実に1か月以上ぶりの連勝となったが、指揮官は「連勝? はい。頑張ります」とだけ話した。