つかみかけた勝利が瓦解(がかい)した。広島は9日のヤクルト戦(神宮)に3―4でサヨナラ負け。先発の玉村は7回2失点の好投。4番の鈴木誠も4回に先制の14号ソロ、8回に一時逆転の15号2ランを放った。

 しかし、3―2の9回に登板した3番手のフランスアが踏ん張れなかった。四球、安打などで無死一、三塁のピンチを招き、代打・川端の適時打で同点。バントで一死取るも、内川にサヨナラの適時打を浴びた。

 この日は栗林、コルニエルがブルペンでも投げず完全休養。2投手とも連投で球数も多かったため、佐々岡監督は「今日はあまり使いたくない、使えないという(こと)」と説明。さらに「経験あるところで(フランスアに)9回を任せたんですけどね。先頭の四球というところでしょうね」と話した。