ソフトバンク・武田翔太投手(28)が静かに闘志を燃やした。8日は本拠地ペイペイドームで投手練習に参加。9日から始まる首位オリックスとのカード初戦を託される右腕は「投手戦」を念頭に、自覚たっぷりに意気込みを語った。「1点ゲームだと思うんで、しっかりゼロに抑えるくらいの気持ちでいきたい」。相手先発は今や球界を代表する右腕・山本由伸投手(22)。6月の月間MVPで5連勝中と波に乗るオリックスのエースとの「背番号18対決」を前に、程よい緊張感を漂わせた。

 完投勝利を挙げた5月18日西武戦以来、6試合連続で6回以上を投げて2失点以内を継続中。4勝4敗ながら防御率2・34と安定している。今季は心身ともに充実したシーズンを過ごすプロ10年目。投げ勝つ準備はできている。