巨人が6日の中日戦(前橋)で、運も味方に鮮やかな逆転シーンを見せた。

 好投を続けていた中日のエース大野雄を相手に、一気に流れをつかんだ。0―1で迎えた5回無死一、三塁の場面で、北村は二塁への力強い打球。これがややイレギュラーにバウンドし、溝脇の失策を誘う同点の適時失策になった。

 なおも無死二、三塁とチャンスが続くと、今度は8番・小林がカウント0―2からショート正面へ鋭い打球を放ち、捕球した京田は迷わずバックホーム。だが、既にスタートを決めていた三走・梶谷が間一髪生還し、これが勝ち越し点となった。

 チームではベテラン・炭谷が楽天へ移籍となり、小林がチーム最年長捕手。勝利に貢献するため、今まで以上に攻守にどん欲な姿勢を見せている。