巨人・原辰徳監督(62)が3日、東京五輪出場の辞退を申し入れた菅野智之投手(31)に激励の言葉を送った。

 侍ジャパンの選手登録期限が5日に迫ったなか、右腕が大きな決断を下した。巨人もこの日に菅野の辞退を正式発表。指揮官は神宮球場で行われたDeNA戦後に報道陣に応対し「本人は悔しいでしょうけどね。苦渋の決断であり、本人も最善のなかで代表チームの一人として、そういう決断をしたということ」とエースの心中を思いやった。

 さらに、原監督は「結果報告は(あった)。こういう形で稲葉監督とお話しましたというところで」と菅野から連絡があったことを明かし「悔しいだろうけど、これをバネにしていこうじゃないかと。本人が一番悔しいでしょうしね」と語った。

 球団の発表によると、菅野が辞退した理由は「コンディション不良」。強いあこがれを抱いていた五輪の夢舞台に立つことはかなわなかったが、どうにか前へ進むしかない。