二軍調整中の中日・平田良介外野手(33)が故障過多に悩まされている。開幕一軍も58打数9安打で打率1割5分5厘、0本塁打、4打点と打撃不振で4月28日に二軍降格。ところが、6月2日の二軍戦を最後に丸1か月も試合に出ておらず、ここまで13試合に出場し28打数3安打で打率1割7厘、1本塁打、3打点と全く結果を残せていない。

 二軍で下肢のコンディション不良となり、別メニュー調整していた平田。二軍関係者によると「それが治ってようやく本格的に練習が再開できると思ったら、また違う部位の脚を痛めてしまった。こっちが治れば、またこっちを痛めてしまうという状態。ちょっとけがが多すぎる」と指摘する。これまで仁村二軍監督も「(与田)監督にも言ったが、出続けるとけがとかしてしまう。10か0の選手。スピードも出てパワーもあるがけががつきまとう。本人の体調が良ければ推薦する」と説明していた。

 今季は5年契約の最終年とあって、前出の関係者は「本人が痛いというものはどうしようもないが、この調子だと今季中に一軍復帰できないかもしれない。今年まで2億円近くの年俸をもらっていたけど、このままではオフの交渉の席では覚悟しないといけなくなる可能性が高い。何とか意地を見せてほしい」と訴える。平田の逆襲はあるのか。