巨人の3年目右腕・直江大輔投手(21)が1日の広島戦(東京ドーム)で7回から支配下復帰後、初登板。3回をパーフェクトに抑え、プロ初セーブをマークした。

 6点リードの7回、マウンドに上がった直江は最速147キロの直球と変化球で赤ヘル打線を翻弄。先頭の西川を遊ゴロ、この日3安打の小園を中飛に抑え、鈴木の打席を迎えた。

 侍の4番候補を相手に若武者は思い切り腕を振った。2球で追い込むと最後は129キロのスライダーで空振り三振に切って落とした。

 直江はその後も9回まで打者9人でピシャリ。原監督は「昨年は思い切ってね、手術という形でいって、育成選手からスタートしたんですけども、見事にね、いい形で戻ってくれたし、まだまだ彼のプロ野球生活というのはスタートしたばかりですからね。まぁ恐れることなく向かっていってほしいなと思いますね」とうなずいた。

 プロ初のお立ち台に直江は「初めて立つ時は勝つ時だと思っていたんですけど、まずセーブが先について、それはそれでいいのかなと思いました」とニッコリ。最高の結果で先発候補に名乗りを上げた。昨年10月に椎間板ヘルニアを手術し、育成を経験した右腕が晴れ舞台に帰ってきた。