「補強に本腰を入れないと」大失速の与田竜に沸き起こる“同情論”

2021年07月01日 06時15分

肩を落とし引き上げる与田監督
肩を落とし引き上げる与田監督

 中日がヤバい状況になってきた。6月30日のDeNA戦(神宮)に4ー9で敗れ、引き分けをはさんで3連敗。借金は今季最多の「8」となり5位・DeNAに2ゲーム差と迫られる大ピンチだ。

「その数字(借金8)は素直に受け入れている。結果が出ない中でどうやってみんなで立て直していくか。うまくいかないときこそ力を合わせていかないといけない」という与田監督には一部ネット上で厳しい声もあがり始めているが、チーム内外からはそんな指揮官への同情の声も聞かれる。「監督だけの責任じゃない。球団が補強に本腰を入れないと(優勝争いは)難しい」(チーム事情に詳しい関係者)というのだ。

 貧打が中日最大の課題であるのは衆目の一致するところだが、開幕前の野手の補強は阪神を退団した福留と年俸5000万円(推定)の格安助っ人・ガーバーぐらい。そのガーバーは一軍にわずか12試合に出場しただけで打撃不振のため二軍落ち。ファームでも打率1割6分4厘、1本塁打、5打点とさっぱりで「助っ人なのに一発がない。かといって率も残せない」と二軍からも嘆き節が出ている。

 先月14日に日本プロ野球選手会から発表された2021年シーズンの球団別年俸調査結果で中日は平均3364万円でセ・リーグ5位。平均2886万円の阪神よりも高かったが、このデータには外国人選手は含まれていない。阪神は2億円助っ人のロハスジュニアが二軍にいてもマルテ、サンズが打線の中心として機能しているだけに中日内部から「やっぱり阪神や巨人は層の厚さが違う」とうらやむ声が出てくるのも当然だろう。

「監督も球団にお金がないことはよくわかっている」(与田監督と親しい人物)というが、与田監督にとって3年契約の最終年。このまま補強なしなら上位浮上はかなり難しくなりそうだ。

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