巨人は30日の広島戦(東京ドーム)に0―1で敗れ、連勝が8でストップした。

 先発した山口は8回1失点の好投を演じたが、打線の援護に恵まれなかった。チャンスらしいチャンスは初回の攻撃。2本の内野安打で無死一、二塁のチャンスをつくり、その後二死一、三塁となってから重盗を仕掛けたが、本塁クロスプレーとなった三塁走者の松原がリプレー検証の結果、間一髪のタイミングでアウトとなった。

 試合後、原辰徳監督(62)は「まあまあ、そこを言っちゃうとね」と深く言及することはなかったが「(得点が)0点だからね。何とか打線が(援護してほしい)というところはあるけれど。野球の難しさですね」とした。

 快進撃はひとまず止まったものの、6月は12勝7敗3分けで5個の貯金をはじき出した。ただ、指揮官にとっては勝とうが負けようが終わればすべて過去のこと。表情を変えることなく「まだ後ろを振り返ることは必要ないと思います」と語り、7月1日の3戦目の先発が予定されるエース菅野について「本人もいい緊張感の中で投げるでしょうしね。それをバッターもバックアップしてあげて、一丸となるというところ」と切り替えを強調した。