ソフトバンク重い4連敗で貯金0 Bクラス転落危機…相手上回る8安打も2点しか奪えず

2021年06月28日 22時08分

肩を落としてベンチに戻るソフトバンク・レイ(右)
肩を落としてベンチに戻るソフトバンク・レイ(右)

 我慢が続く…。ソフトバンクは28日の西武戦(京セラ)に2―5で逆転負けを喫し、4連敗となった。この日の敗戦で貯金をすべて吐き出し、勝率5割の3位でロッテ、西武に並ばれた。打線が思うように活性化しない王者が「Bクラス」と隣り合わせとなった。

 初回に柳田が二塁打で好機をつくり、栗原の適時打で幸先よく先制したが、次の1点をなかなか奪えず勝機を逸した。来日4度目の登板となった先発・レイが6回5失点。安定感のあった助っ人右腕が打たれたショックも重なり、ビハインドを背負うとそれをひっくり返す力は今の鷹にはなかった。

 大阪での「鷹の祭典」。久しぶりの有観客主催試合で流れを変えたかったが、現実は厳しかった。勝てないチームを象徴するようなシーンだったのは、6回の攻撃。二死から中村晃の右前打、長谷川の三塁線を抜く二塁打、甲斐の四球で満塁の場面をつくった。この好機で打席には松田。2球目の変化球を捉え鋭い打球を放ったが、左翼正面へのライナーで無得点に終わった。鷹党の空しい歓声。「鷹の祭典」と銘打った恒例イベントで、お祭りには程遠い敗戦だった。

 試合前、工藤監督は自らに言い聞かせるように「場所も変わって、相手も変わって、すべてが変わる。気分一新」とチーム全体を鼓舞したが、振るわず。左足を痛めてファーム調整中だった牧原大をこの日から一軍に昇格させるなど、打てる手を打ちながらも劇的に状況を変えるには至らない。ついに貯金がゼロとなり、「Bクラス転落」という危機がすぐそこまで迫っている。

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