ソフトバンクが27日の楽天戦(楽天生命パーク)に2―3で敗戦。楽天3連戦は合計5得点に終わり、同一カード3連敗を喫した。楽天、オリックスの2チームに、首位と最大タイとなる3ゲーム差をつけられた。

 またしても重苦しい展開だった。6回、二死一、二塁から中村晃の2点適時三塁打で一時は同点に追いついたものの、直後に再び投手陣が勝ち越しを許すと、前日同様に楽天リリーフ陣に1点差を逃げ切られた。この3連戦はチーム全体で5安打、5安打、6安打。6月は5勝10敗6分けと大きく負け越しており、週末カードに至っては3週連続で勝ちがない。

 工藤監督は「1年通してこういう苦しい時もある。その時にどうやって前を向くか。先が見えなくても、しっかり一歩を踏み出す勇気を持つことが選手にとっては大事だと思う。僕らはそれをどうサポートできるかを考えるのが役割。最終的な責任は私一人が取ればいいので選手は思い切ってやってくれればいい」。

 そして「とにかく元気を出して。明るく元気に。負けた試合は戻ってこない。沈んだって仕方がない。野球は楽しく真剣に。そう選手に言っているので、貫いてやっていきたい」と力を込めた。

 ついに貯金は1。ここで踏ん張れるか。