チームトップタイの6勝右腕・秋山がまさかの3発に沈む―。同一カード3連敗阻止へ27日のDeNA戦に先発した秋山拓巳(30)が敵の一発攻勢に沈んだ。

 初回、二死二塁から敵の4番・オースティンに高めに入ったフォークを中堅越えに先制2ランを被弾。この2点で踏ん張り続けたい右腕だったが4回には無死からの連打後、もう一人の助っ人・ソトに外角直球を左翼席に3ラン、さらに5回には前日にも及川が被弾を食らっていた伏兵・桑原にはバックスクリーン左へソロを浴び、5回までにまさかの3被弾。8安打6失点の乱調でこの回限りでKOされ「ふがいないピッチングをしてしまったので、この悔しさを次の試合で取り返せるように頑張りたいと思います」とベンチで肩を落とした。

 チーム屈指の安定感を誇る右腕が敵打線に捕まり、中盤6回までに2―7と苦しい展開。試合前の段階で2位・巨人に3・5ゲーム差と、踏ん張りどころでもあった試合で猛虎が苦しい状況に追い込まれた。