ルーキーにとっては正念場だ。阪神・佐藤輝が26日のDeNA戦(甲子園)で3打数ノーヒットに終わり、これで3試合連続無安打のブレーキ。チームも1―3で敗れ、連敗となった。

 5番に入ったこの日は2回、無死一塁の第1打席でDeNA・阪口の前に一ゴロ併殺に打ち取られると、続く4回は阪口の148キロ直球を見逃し三振。さらに7回にもエスコバーのスライダーにバットは空を切り、これで23日の中日戦で今季19号弾を放った直後から、12打席連続で快音ナシとなった。

 とくに25日からのDeNA戦以降は敵バッテリーの徹底した内角攻めはさらに厳しくなっており、ラインナップのなかでもよりマークが厳しくなっている。

 北川打撃コーチは試合後「今はちょっと我慢の時期。我慢のなかで積極性だけは失わないように。攻めていく気持ちだけは持たせていきます」と、自力での現状打破を期待していた。