主砲の復活の日も近いかもしれない。中日は25日の広島戦(マツダ)に6―3で勝利した。ヒーローはダヤン・ビシエド内野手(32)だ。3―3の8回一死一、二塁で勝ち越しの10号3ランを放ち、試合を決定づけた。

 交流戦では打率4割9厘で首位打者に輝いた。しかし、リーグが再開されてから、この日の6回まで18打席連続無安打。5日のオリックス戦以来の本塁打にビシエドは「今日1本出てチームの勝利に貢献できたことで、自分もチームもいい方向にいければ」と話した。

 与田監督は「4番の一振りで流れを大きく変えてくれたなと」と最敬礼で「この本塁打をきっかけに徐々に感じをつかんでくれたらいいなと(思う)」とここからの助っ人主砲の活躍を期待していた。