〝メルたく〟バッテリーで勝利をつかんだ! 巨人が25日のヤクルト戦(神宮)に7―1で勝利。5連勝で単独2位に浮上した。先発のC・C・メルセデス投手(27)が7回86球を投げて1失点と好投し、3勝目(1敗)をあげた。

 3回途中6失点KOとなった前回登板の阪神戦(甲子園)とは打って変わり、安定感のある投球が光った。初回の先頭打者・塩見に中前打を放たれたものの、後続は3人でピシャリ。6回までに許した安打はわずか2本と、ヤクルト打線を封じ込めた。

 7点リードの7回には先頭の山田、村上と連打を許し、この日初めてのピンチを招くと、オスナに右前適時打を放たれて1点を献上。それでも後続を断ち、最少失点に抑えると、この回限りで降板となった。

 打線の援護にも恵まれ、女房役・大城卓三捕手(28)の7号先制2ランと岡本の20号3ランなど大量得点。救援陣も無失点リレーで締めくくった。

 試合後、メルセデスは「大城捕手と一緒に事前に『今日はしっかりといいテンポを作っていこう』と。2人でそこはしっかり話をして(実践)できたと思います」と話せば、大城も「初回から、初球から振ってくるなというのが分かったので、早い段階で打ち取れることもできましたし、C・Cがいいところにボールを、全球種、またいいテンポで、とてもいい流れができたかなと思います」と相方を称えた。

 7回に迎えたピンチの場面でも、左腕の投球はマスク越しに力強く見えたようだ。「球威とかも全然落ちてなかったので、逆にギアチェンジも感じたので、ナイスピッチングです」(大城)。

 チームの5連勝を決めた〝メルたく〟バッテリー。今後も勝ち星を量産していく。