通算100勝ならず…。阪神は25日のDeNA戦(甲子園)に0―3で零封負け。先発したエース・西勇輝投手(30)は111球の粘投及ばず今季4敗目を喫した。

 自身通算100勝に王手をかけて臨んだ一戦は、敵の4番・オースティンひとりにやられる悔しい結果となった。

 初回に出鼻を挫かれた。二死から味方の失策で許した走者を三塁に置き、オースティンに右翼席への先制2ランを被弾。その後は5回まで敵打線に連打を許さず、テンポの良い〝らしさ〟ある投球を披露した右腕だが、6回一死一、二塁から再びオースティンにシュートを右前に運ばれ、3点目を失った。

 それでも西勇はその後も8回7安打3失点で踏ん張り、先発投手としての責務を果たしたものの、この日は猛虎打線がDeNAの5投手の前に沈黙。今季4度目の完封負けで、エース右腕の節目の勝利は次回登板にお預けとなった。