「結束! 侍ジャパンナイター」と銘打たれて開催された24日の中日ー阪神の試合前に、中日OBで北京五輪に出場した川上憲伸氏(46)がセレモニアルピッチに登場した。

 川上氏は現役時代の背番号11で赤色の日本代表ユニホームに袖を通してマウンドに上がると、打席には元中日のチームメートで侍ジャパン・井端弘和内野守備走塁コーチ(46)が入った。

 投球は外角高めに浮き上がったものの、捕手のミットにズバンと収まり、球速は102キロを計測。中日の黄金期を支えた2人にスタンドからは盛大な拍手が送られた。

 この日は東京五輪で指揮を執る日本代表の稲葉篤紀監督、建山義紀行投手コーチ、井端コーチが同試合の視察に訪れ、試合前は中日・与田監督や阪神・矢野監督らとグータッチであいさつを交わし、意見交換を行っていた。