甲子園球児は「WBC出てほしい」

2012年08月23日 18時00分

 日本プロ野球選手会が不参加を表明している来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場問題。14日(日本時間)、NPBの国際関係委員長を務める日本ハム・島田利正球団代表らがMLBなどで構成される大会主催者と交渉し、主催者側は再び参加条件見直しの申し入れを拒否した。甲子園で熱闘を繰り広げた球児らはこの問題をどう見ているのか。選手50人にアンケートを行った。

 球児らに夢を与える大会だけに「出てほしい」という意見が圧倒的だ。香川西の選手は「プロの代表で選ばれているので世界で活躍してもらいたい。特に出てほしいのは楽天のマー君(田中)」と参加を切望。倉敷商の選手は「ペナントレースと違ってWBC(決勝トーナメント)は負けたら終わりなので、自分たちの高校野球と同じ感じがする」と共通点があることを参加支持の理由とした。

 また、スポンサー権の帰属などの条件の見直しを求めた問題とあって宇部鴻城の選手は「お金じゃなく、日本の野球を見せるのが大事。出てほしいのは堂林(広島)。年も近いし甲子園でも活躍した。世界でも活躍する姿を見せてほしい」と訴える。

 わずかながら不参加を支持する声も上がった。聖光学院の選手らは「出なくていいと思う。日本の方が強いんだし、米国に立場を分からせてやればいい」「初めは参加してほしいと思ったが、理由を聞いて納得しました」と口を揃え、中には「選手会の意見に賛成です。阪神ファンなので、新井さん(選手会長)の言うことは全て正しい!」と主張する虎党選手もいた。

 また「不参加でしたっけ?」「時間がないので野球は見ていない。練習で精一杯。今は野球はやるものです」と“興味なし”の声もあった。


 アンケートの結果、50人中42人が参加を支持、5人が不参加を支持、「どちらでもない」が3人だった。未来を担う球児らの思いを日本球界はどう聞くか。