左足首じん帯損傷からの復活を目指すソフトバンクの千賀滉大投手(28)が23日、ウエスタン・阪神戦(筑後)に先発登板。2回2/3を投げて4安打2失点(自責点1)の内容だった。

 球数は84球。初回に35球を投げるなど球数を要した。直球の最速は158キロをマークした。

 前回登板で4イニングを投げており、本来であれば5イニング以上を投げたい登板だった。右腕は「自分のやりたいことを試している部分がある中で、今日は良くない方向に出てしまったかなと思います」と振り返った。

 あくまでも調整段階で全く悲観はしていない。「球数を投げても、それなりにスピードを出そうと思えば出せる状態だった。コンディションの部分に不安はない」と手応えも口にした。

 いよいよ次は100球をメドに投げる。見守った倉野ファーム投手統括コーチも「修正能力のある投手なので」と心配はしていない。次回登板次第で、一軍マウンドも見えてくることになる。