さらなる高みを目指す。広島のドラフト1位ルーキーの栗林良吏投手(24)が23日、プロ野球記録の初登板から連続無失点を記念したプレートの設置を行った。マツダスタジアムの外野指定席レフト後方壁面に設置され、仕上げとして栗林がねじを締めた。

 ルーキー右腕は「隣には菊池(涼)さん、黒田さんのプレートもあって、すごいところに入れさせてもらえたなという気持ちでうれしいです」と笑顔を見せ「1つの記録として残すことができましたし、たくさんの方に見てもらうことで記憶にも残ると思う」と話した。

 栗林は3月27日の中日戦でプロ初登板で初セーブ。5月4日の巨人戦では2019年のソフトバンク・甲斐野の13試合を抜く14試合連続無失点で新人最長記録をマーク。プレートにはこの日が刻まれたが、13日のオリックス戦でストップするまで記録を大幅に更新し結果的に22試合連続無失点とした。

 ルーキーでは初のプレート設置。栗林は「新人として抑えを任せてもらうのは永川さん(現一軍投手コーチ)以来。永川さんの記録(1年目に25セーブ)を超えたい気持ちもある。新人としてではなく、カープの一員として全力で戦っていきたいです」と意気込んだ。