鳥谷メジャー挑戦を松井稼、井口が後押し

2014年11月13日 08時15分

鳥谷にエールを送った松井稼(右)と井口

 阪神・鳥谷敬内野手(33)が、海外FA権の申請書類を球団に提出した。米大リーグ挑戦に向けて本格的に動きだすことになるが、これまで日本人内野手はことごとくメジャーで大苦戦している。鳥谷は通用するのか――。そんな不安を“メジャー内野手の先人”が一笑に付した。楽天・松井稼頭央(39)、ロッテ・井口資仁(39)の2人が力強く太鼓判を押したのだ。

 

 高野球団本部長によると11日にFA申請の書類が球団事務所に届いたという。同本部長は「諦めているわけではない。球団としては最大限、残ってもらえるようにお願いしている」と今後も残留交渉を続ける意向を示したが、鳥谷にとって米大リーグでプレーすることは早大時代からの夢だ。

 

 そんな鳥谷の挑戦を後押しするのが松井稼と井口だ。「日本プロ野球80周年記念試合」として行われた阪神・巨人連合―MLBオールスターのテレビ解説のため甲子園球場を訪れた2人は鳥谷の成功に太鼓判を押した。

 

 まず松井稼は「彼の挑戦はボクとしてもすごく楽しみにしている」と切り出した。メッツ、ロッキーズ、アストロズで7年間プレー。その経験を踏まえて「甲子園の土の球場でやってきたのは彼にとってプラスになると思う。向こうのグラウンドは天然芝だが、ボールを捕る位置は土。結構、早く慣れることができると思います。芝の部分のボールの動きも土での経験が多い分、対応も早いのではないか。それに向こうは逆方向に強い打球を打てる左打者は重宝される。その部分も強み」と力説する。

 

 ホワイトソックス、フィリーズ、パドレスで4年間、プレーし、2005年にはワールドシリーズ制覇も経験している井口も鳥谷の活躍を確信している。鳥谷にとって井口は“師匠”のような存在で、毎年1月には一緒に合同自主トレを行っている間柄だけに井口は「やってくれるでしょ。(自主トレで)一緒にやっているから分かりますよ」と断言。その最大の根拠は入団1年目の04年9月から連続試合出場を継続する鉄人ボディーだ。「体が強いというのは武器になる。向こうは連戦が続く。あいつならケガして帰ってくるということはないでしょう。期待しますよ」と明かした。

 

 日本人内野手にとっては苦難の道となっているメジャー挑戦。実際に、その道を歩いてきた2人が鳥谷なら歴史を変えることができると信じている。その言葉は鳥谷にとっても心強いばかりだ。