オリックス金子が国内FA宣言 ポスティング移籍も視野

2014年11月11日 18時06分

国内FA宣言したオリックス・金子

 今季、国内フリーエージェント(FA)権を取得し去就が注目されていたオリックス・金子千尋投手(31)が11日、権利を行使することになった。この日午前、瀬戸山隆三球団本部長に「宣言させていただきます」と電話で伝えた。

 日米野球の日本代表「侍ジャパン」の一員として兵庫・鳴尾浜での練習を終えた金子は、集まった報道陣に「FA(宣言)すると決めた。すべての可能性を考えてこういう結論になった。しっかり考えて悩んだ末の結論です。今は日米野球に集中したい。中途半端なままでやりたくなかった」と話した。

 一方、瀬戸山本部長は宣言期限ギリギリの表明にショックを隠し切れない。これまで3度交渉し、電話で「宣言せずに残留をしてほしい」と訴えたが、誠意は伝わらなかった。事前にFA書類を預かっていたことを明かしたうえで「朝の7時半に携帯に連絡があった。時間がないのでひとまずそうさせてほしいということだった。大変ショックだし、残念。あらかじめ預かっていた書類を破きたかったけど、しょうがないので(NPBに)出した」と苦渋の表情を見せた。 

 ポスティングシステムによるメジャー移籍も視野に入れる金子だが、まだ瀬戸山本部長にその希望は伝えていない。オリックスは引き続き残留交渉を続けるとはいえ、FA宣言したことで他球団との交渉も可能になり、事態はますます混迷しそうだ。