反撃の一発だ。広島の石原貴規捕手(23)が20日のDeNA戦(東京ドーム)に「8番・捕手」で先発出場。プロ2度目の先発登板となった大道温貴投手(22)とバッテリーを組んだが、3回2/3を6安打8失点と大炎上した。

 それでも0―8の5回先頭で打席に立つと、カウント2―2からDeNA先発・坂本のチェンジアップを右翼スタンドへ放り込んだ。これがプロ1号の石原は「失点した後の回の先頭だったので、とにかく塁に出ようと思い打席に入りました。しっかりとらえることができました」と話した。

 この得点がきっかけとなり一死後、菊池涼、野間、小園の3連打で1点を返した。さらに一死二、三塁から鈴木誠の中犠飛でもう1点。なおも二死二塁で林が中前適時打を放つなどして、5回に一挙4点を挙げた。