お笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏之(28)と前田裕太(28)が20日の阪神―巨人戦(甲子園)の試合前に行われたファーストピッチセレモニーに登場。マウンドに上がった高岸はプロ顔負けの139キロ直球を投げ込み、虎党たちの度肝を抜いた。

 ティモンディの両者は名門・済美高(愛媛)野球部OB。特に高岸は剛速球投手として名をはせた最速150キロの〝野球ガチ勢〟だ。この日の阪神先発・秋山(西条高)とは同郷ということもあり、高校時代は甲子園出場を争ったライバル関係。互いに別々の道を歩むことになった今も、両者の交流は続いている。

「僕らの代は(高校)3年の夏に(県大会)決勝でサヨナラ負けをして甲子園に行けなかったので、仲間の思いも果たそうと思った」と振り返った高岸。139キロをマークした自身の投球については「十分。心の190(キロ)は出たと思う。今の高岸のベストピッチだったと思います」とすがすがしい笑顔で〝自画自賛〟した。