米軍ファレル監督が大谷に注目「田中と同じ才能を持つ投手」

2014年11月12日 07時10分

ジャパンのユニホームに身を包み、国歌斉唱でベンチ前に整列する大谷

 日本代表・侍ジャパンが10日、ヤフオクドームでソフトバンク・日本ハム連合との壮行試合を行い、0―1で敗れた。あまりの貧打にガッカリだが、12日に開幕する「2014SUZUKI日米野球」の目玉は日本ハムの大谷翔平投手(20)だ。米大リーグ(MLB)オールスターチームの関係者は162キロ右腕に大注目。先発マウンドに上がる18日の第5戦(札幌ドーム)にはMLB各球団のスカウトが大挙して押しかけるのは確実だ。

 MLBオールスターチームの指揮を執るレッドソックスのファレル監督は10日、甲子園球場での全体練習前に記者会見し、日本代表で注目する存在として大谷の名前を挙げた。

「素晴らしい球を投げると聞いている」と対戦が待ちきれない様子だ。来日した9日夜にも「個人的には田中(ヤンキース)と同じくらいの才能を持っていると思う」と評している。カブスの和田も「あれだけの球を投げ、あれだけの打撃をできる。どんな球を投げるのか見てみたい」と期待を寄せた。

 もちろん、今回の日米野球をメジャー各球団のスカウトもチェックする。10球団以上が球場に足を運ぶだろう。早ければ今オフにも挑戦する可能性のある広島・前田、オリックス・金子の評価が任務だが、やはり最大のターゲットは大谷だ。

 花巻東高時代の大谷がドラフト前に、日本のプロ野球を経ずに米国挑戦を表明したことはメジャーでも周知の事実。しかも、日本ハムはダルビッシュがプロ7年目のシーズンを終えると、旧ポスティングシステム(入札制度)での米球団移籍を認めており、理解がある球団と見られている。それだけに早ければプロ6年目の2018年シーズン後にポスティングされるのではと期待されている。実際、ポスティングされれば、田中がヤンキースと結んだ7年総額1億5500万ドル(約178億円)に匹敵する巨額契約になるのは間違いない。今後を見据えて力量を確認するということだろう。日米野球は一足早い大谷の品評会ということになりそうだ。