「一皮むけてほしい」中日・加藤翔の初打席アーチで根尾が迎えた“正念場”

2021年06月19日 05時15分

起爆剤となれるか

 中日・根尾昂内野手(21)が正念場だ。2―5で敗れた18日のヤクルト戦(神宮)ではロッテからトレードで移籍してきた加藤翔平外野手(30)が第1打席でいきなり本塁打。外野のスタメン争いがさらに激しくなってきた。

「受け身になってしまったらトレードで新しい機会をいただいた意味がなくなってしまうので、とにかく積極的にという気持ちでした」という加藤翔の活躍に与田監督も手応え十分。「負けはしましたけどああいう形でホームランが出た。(加藤翔が)結果を出してくれれば他の選手たちもいろんなことを考えるでしょうから、いい効果が生まれると思います」と競争激化によるチーム内の相乗効果に期待している。

 現在22打席連続無安打中の根尾はこの日、出番はなく、ベンチで戦況を見守っていたが、この状況をプラスにとらえるべきという見方も出ている。根尾や堂上と親しい関係者は「加藤もそうだけど、堂上が交流戦の途中から一軍に上がってチャンスをつかんだ。(堂上は)今日も本塁打を打っているけど、そこなんですよ。ドラフト1位で鳴り物入りで入ってきた男が、開幕からずっと二軍。でも、まだできるんだということを今、必死に証明しようとしている。根尾も右方向に強い打球を打つためにはどうすればいいか、試合に出るためにはどうすればいいかを考えることで一皮むけてほしい」という。

 3連敗で中日と首位・阪神との差は今季最大の13ゲームまで広がった。本拠地で打点を挙げれば全勝という根尾が自力で先発出場をつかみとって活躍すればチームにとっても起爆剤となるはず。ここから根尾が巻き返すことができるか注目だ。

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