阪神は18日の巨人戦(甲子園)に7―1で完勝。連勝を7に伸ばし、巨人とのゲーム差は今季最大の8。両リーグ最速で40勝に到達した。

 先発の西勇は7回5安打1失点の力投で、4月20日の巨人戦(東京D)以来となる、約2か月ぶりの4勝目(3敗)をマークした。

 セ・首位を独走する猛虎の強さが際立った一戦だった。2回に佐藤輝、サンズ、梅野、近本が4本の二塁打を放ち3点を先制すると、続く3回にはサンズが13号満塁弾。昨季散々苦手にしてきた相手先発・メルセデスをKOすると、その後も危なげなく試合を進め「横綱相撲」で宿敵巨人を押し切った。

 リーグ戦再開初戦のTG決戦を文句なしの勝ち方で飾った矢野燿大監督(52)は「(交流戦から)いい流れをつなぐことができた。連勝はどんどん伸ばしたい」と口も滑らか。悲願の16年ぶりリーグ制覇へ、矢野阪神が本格的な独走態勢に入った。