“恩師”小久保監督からオファー ソフトB・武田が侍ジャパン入り

2014年11月07日 11時00分

キャッチボールで汗を流す武田

 ソフトバンクの武田が6日、侍ジャパンのメンバーに追加招集された。故障でメンバーから外れたヤクルト・小川の代役として急きょ指名。高卒3年目のシーズンを終えた右腕にとって日本代表に選ばれるのは初めて。大活躍したルーキーイヤーにゲキを飛ばされた小久保監督への恩返しとして、快刀乱麻の投球を誓った。

 

 秋季練習がスタートした6日、武田にうれしいニュースが舞い込んだ。左わき腹を痛めたヤクルト・小川に代わり、侍ジャパンに追加招集されることが決まったのだ。

 

 当初は壮行試合で侍ジャパンを相手に登板する予定だったが“ランクアップ”。日本代表に選ばれるのは、プロ入り前を含めても初めてで「まだ実感はないです。本当にいい経験になると思うので楽しみですね」と笑みを浮かべた。

 

 今季は右肩痛で出遅れ3勝3敗。昨季も4勝4敗だった。1年目の一昨年は11試合で8勝1敗と好成績を残したものの、実績だけでみれば驚きの選考だ。しかし、次回2017年のWBCを見据えればおかしくない。

 

 潜在能力は高く評価されていて、直近では日本シリーズ第2戦で阪神打線を6回途中までパーフェクトに抑える快投を見せた。そして、その才能を早くから見いだし、将来の日本のエースとして期待していたのが小久保監督だった。

 

 武田がルーキーだった2012年は小久保監督の現役ラストイヤー。シーズン終盤の試合中に武田は、当時主将だった小久保監督にマウンドに歩み寄られてこう言葉をかけられた。「お前は日本を代表する投手になれるだけの力は持っている。意識を高く持ってこれからもやってほしい」。

 

 以降も引退するまで数々のゲキを飛ばされた。いわば“恩師”ともいえる存在からのオファー。武田は「小久保さんは自分が1年目の時にいろいろと声をかけてくれた。今の自分があるのも小久保さんのおかげですからね。感謝しています」。成長した姿を見せるのはもちろん「出たいですね」と話す次回WBCへのアピールの場にするつもりだ。

 

 ホークスでも将来のエースとして期待される武田。「とりあえず、タダで帰ってこないようにしたいですね」。12日からの日米野球で並み居るメジャーの強打者と対戦し、さらなるレベルアップを狙う。