阪神・矢野監督が、16日に甲子園球場・室内練習場で行われた全体練習終了後、報道陣の取材に応対。18日から再開するリーグ戦・巨人戦(甲子園)以降も、藤浪晋太郎投手(27)を中継ぎ投手として起用する方針を明言した。

 復活への期待も高かった今季は開幕投手も任された背番号19。だが長年の課題としていた制球難などにまたも悩まされ、4月24日にはファーム落ち。ところが、岩崎優投手(29)ほか主力救援投手陣が相次いで離脱・不調に陥るなどのチーム事情もあり、今月4日からリリーフとして一軍に再昇格すると、5戦合計1失点(防御率1・80)と目覚ましい活躍を披露していた。


 この日からセットアッパーの岩崎がファーム調整を終え一軍に再合流。ブルペンの戦力に厚みが戻ったこともあり、藤浪の先発復帰もありえるタイミングだった。だが矢野監督は「藤浪はそのまま(中継ぎで)やっていこうと思っている」と明言。リード時の8回のマウンドはセットアッパーの岩崎に託し、藤浪も勝ちパターン系統の一角として継続起用。盤石のブルペンを築き上げる構えを示した。