巨人の元監督で野球評論家・堀内恒夫氏が14日、自身のブログを更新。「菅野であって菅野じゃない。」とのタイトルで、13日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発しながら3回途中4失点で降板した巨人のエース菅野についてつづった。

「前回の登板6月6日の日ハム戦約1ヶ月ぶりのマウンドに続いて昨日もそう」と振り返ると「本当はブログで語りたくないけど菅野はどっかおかしいでしょうよ」と指摘。率直な感想を述べるとともに「あんなピッチングをするピッチャーじゃ、ないじゃない。まっすぐだって140キロ台前半とか明らかにおかしい」とも続けた。

 さらに宮本投手チーフコーチは「幕張のウインドに負けた」とZOZOマリンの風に原因を求めていたが、堀内氏は「慣れないマウンドとか風とか菅野クラスになったらそんなの関係ないよ」とバッサリ。

 では何が原因なのか。堀内氏は「一軍登録を抹消される前、肘の違和感だとか言っていたと思うけど確かに投げ方は悪いよ。でも、投げれるってことはどういうことなのか。本当に悪いのは体調なのか。腰なのか。足なのか」と可能性を探った。

 チームはエースを中6日で20日の阪神戦(甲子園)登板に向け調整させる方針だが「マウンドにいる菅野は菅野であって菅野じゃない。あんまりいい状態じゃないのが最初からわかっているのなら投げさせないのも1つの手だと、俺は思うよ」と背番号「18」の先輩として休養を勧めた。

「菅野のイメージがどんどん弱いものになってしまうから。誰しもいつかはそうなるけど菅野はまだ早い。もし本当にどこかが悪いのであれば中途半場に出てこないでしっかり治してからでもいいじゃない。後半、中継ぎ陣がバテてきた時、完投目指して投げてくれたらいい。俺はそう思うけどね」(原文ママ)と大物OBは菅野を思うがゆえに、完全な状態でのエース復活を願っていた。