オリックス・山崎福 G打線を幻惑させた“もくもく投法”

2021年06月11日 05時15分

ロジンを大量に手につける山崎福

 オリックスが勝率5割に復帰し、楽天と同率で交流戦首位に躍り出た。先発の山崎福也投手(28)が6回を4安打、無失点に抑え、リリーフ陣と完封リレーを完成。打線も初回から先発の高橋をとらえ、6回にはT―岡田の7号3ランも飛び出して巨人を粉砕。借金1から9度目の挑戦で5割の壁を打ち破った。中嶋監督は「そうなったことはうれしい。でも目指しているところはそこじゃない。通過点というか、これからどんどん貯金をしていくこと」とし、交流戦Vが見えてきたことには「相手との兼ね合いもあるし、一つでも多く勝つということ」と11日からの最終カード、広島戦を見据えた。

 この日は先発の山崎福が巨人打線を“幻惑”した。山崎福はロジンを大量に手につけて投球するスタイルで、リリースする際に白い粉が舞う。投球テンポが早いため、打ちとった後も粉が宙に残っているほどだ。あまりの“煙幕”に5月23日のソフトバンク戦で打者の川島が球審に訴え、注意をうながされたこともあった。

 山崎福は「自分は汗っかきなのでロジンをよく使うんです。打者からしたら嫌かもしれないですね」と話しており、ある球団OBは「打者によって見るポイントは違うけど、リリースポイントだけでなく、全体が白かったら気にする選手はいる。一度気になるとずっと気になるもんだし、巨人打線もやりにくかったのかもしれない」と見ている。ましてや巨人は初対決だけに幻惑させるには格好の相手だったかもしれない。“もくもく投法”がチームに価値ある勝利をもたらした。       

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