ロッテ・井口監督が絶賛する佐々木朗希〝2つの成長〟

2021年06月11日 05時15分

井口監督は佐々木朗希の成長ぶりを絶賛した

 ロッテの佐々木朗希投手(19)が10日のヤクルト戦(ZOZOマリン)で今季3度目の先発マウンドに上がり、自己プロ最長の6回を投げ4安打1失点だった。

 立ち上がりから150キロ超の直球とスライダー、フォークでヤクルト打線を翻弄。初回はプロ最速の155キロを計測するなど三者凡退で切り抜けた。

 だが、2回に先頭の村上にカウント1―1から151キロの直球を右翼席に運ばれ、プロ初被弾。その後は安定した投球を見せながらもこの日は味方の援護が6回までに1点止まり。チームは勝ったが自身に白星はつかず、前回登板からの〝連勝〟とはいかなかった。

 それでも成長の証しは着実に見せた。その一つが先発として中盤まで球数を極力抑えられたことだ。

 プロ初登板は5回を投げ終わるまでに107球。初白星を挙げた前回の阪神戦でも5回までに94球を要した。だが、今回は5回を84球でしのぎ、自己最長となる6イニングを投げ切った。たった1イニングの「プラス」とは言え、この1回が中継ぎの負担を軽減し、勝利を呼び込むことになる。今後、先発ローテーションの一角を担うためにも大きな前進だろう。

「総合的に試合はつくれましたし、前回よりも1イニングですけど、多く投げられて失点も抑えられて。よかったと思います」(佐々木朗)

 加えて、過去2戦で気がかりだった中盤から球威が落ちる傾向もこの日は改善。6回に入ってからも150キロ以上の直球が投げられたことは今後に繋がる。しかも、この日はこれまで使わなかったチェンジアップを投球に加えた。「これからもっと試して自分の武器になるというか。自分を助けてくれるボールになればなあと思います」と控えめに話したものの、球種が増えることは投球術のバリエーションにつながるだけに、今後プラスに働くはずだ。

 次戦登板はまだ未定だが、井口監督も「チームにとって最高のピッチングをしてくれたと思いますし、投げるたびに本当に良くなっている」と絶賛する19歳。怪物の片鱗は着実に見せ始めている。

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