交流戦首位陥落… OB・宇野勝氏が打線大幅組み替えの与田竜に喝!「策におぼれた」

2021年06月11日 05時15分

打線組み替えは不発

 中日が交流戦首位の座から3位に転落した。10日の楽天戦(楽天生命)に投打の歯車がかみ合わず2―6で敗戦。前日9日に今季最多の14安打を放ち、7得点を奪って快勝しながら、この日は大幅に打線を組み替えた与田采配にOBで本紙評論家の宇野勝氏は「策におぼれたと言われてもしょうがない」と苦言を呈した。

 好調だった福田をスタメンから外し、2番だった堂上を6番に下げて代わりに「左翼」で高松、「9番・一塁」には滝野を抜てきしたが、結局この2選手は無安打で入れ替え策は不発に終わった。

 宇野氏は「結果が出ていた打線をここまでいじるのはセオリーに反する。もし高松と滝野が打っていれば、さすがの采配となったのだろうが、ベンチは信用して使っているわけではないのでは」と指摘する。

 というのも、3点を追う5回無死一、二塁で2番・高松に送りバントをさせた場面について「1点を取りに行ったんだろうけど、俺なら3点差あるし、たとえ2点差でも高松に打たせる。そもそも相手にとって怖いのは、あれだけ走塁に長けている高松がベンチにいて途中で出てくること。塁に出なければ、走れない。福留もベンチにいて代打で出てくる方がよっぽど相手にとって怖い」と力説する。

 2点を追う6回二死一、二塁の滝野の打席で、代打・福田をコールしなかったことに与田監督は「いろんな理由があってそうしてます」と話したが、宇野氏は「福田をスタメンや代打を含めて打席に立たせなかったのは、けがでもしていない限り解せない」と首をかしげる。

 相手先発右腕の滝中が左打者を苦手としているデータもあり、右の福田を下げて左の高松、滝野を起用したのかもしれない。与田監督は「あんまり右、左というのは、これまでもそんなに考えすぎないようにしている」と意図的ではないというが、宇野氏は「右、左の相性を考えたんだろうけど、前日に良いゲームをしたときに右、左にこだわることはない」と指摘する。

 今後、与田監督は打線をどう組み直すのか。

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