記録更新だ。広島のドラフト1位ルーキーの栗林良吏投手(24)が10日のソフトバンク戦(ペイペイ)に1―1の9回に登板。ピンチを招いたが無失点で切り抜けた。これで開幕から22試合連続無失点で2013年の河内貴哉氏(現広島広報)の21試合を抜き球団記録を更新した。

 9回先頭で迎えた柳田に四球。代走に周東が出て、川島は捕邪飛とした。しかし、中村晃の打席でのプロ初ボークを取られ、塁を埋めるため申告敬遠。代打・長谷川の一ゴロで走者が進み二死二、三塁のピンチを招いた。迎える打者は2日前に安打された柳町だったが、ワンバウンドのフォークで空振り三振に仕留めた。

 栗林は「(最後は)全力で腕を振って投げようと思っていた。ボールになってもいいので空振りを取れるように。ボールOKでいったので、ああいう結果になったのかなと思います」と話した。

 同じ日に西武・平良がプロ野球記録の31試合連続無失点を達成。「おめでとうございます」と祝福した右腕は「これからもゼロで抑えていって平良くんのように続けられるよう頑張りたいです」と意気込んだ。