鷹打線を圧倒した。広島の玉村昇悟投手(20)が10日のソフトバンク戦(ペイペイ)に先発し、プロ最長の6回を投げて3安打無失点の好投を見せた。玉村は過去3度の登板でいずれも2失点以上していたが、この日は隙のない投球を見せた。

 被安打3はすべて三森から。柳田、中村晃を中心とした強力なソフトバンク打線をほとんど完璧に抑えた。玉村は「良かったのは、走者を出してからもしっかりと打者と勝負ができたことだと思います」と笑顔を見せた。

 降板後の8回に塹江が同点に追いつかれ初勝利はお預けとなったが、「強い相手を抑えられたことは自信にして、これからの自分の糧にしたいと思います」と前向きに語った。