西武・内海哲也投手(39)が10日のDeNA戦(メットライフ)に登板し5回86球を投げ6安打3失点と本拠地初勝利の権利を持って降板した。

 前回3日の古巣・巨人戦(東京ドーム)で2回3失点降板。「中継ぎ陣に迷惑をかけたので悔しい気持ちでいっぱい。なかなか切り替えられなかった」とふがいない投球を振り返っていた。

 汚名返上を期したこの日の登板は初回に3安打され1点の先制を許すスタートとなった。

 しかし、その内海を味方打線が早々に援護し、1回裏に1番・岸が3号ソロで同点に追いつくと、続く2回には女房役・柘植と岸の適時打で3―1と逆転に成功。3回、4回にも1点ずつを加点してもらい、4回までに5点の援護を得る。

 4回に牧に11号2ランを被弾し点差を詰められるも、5回を何とか3失点にまとめ、西武移籍後2勝目、本拠地初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。

 内海の話=今年のメットライフドーム初登板でしたが、前回登板のこともあったので今日は何とかしなければ、と思いマウンドに上がりました。DeNA打線はよく打つのは分かっていたので、とにかく粘り強く、粘り強く投げようと思っていました。粘っていれば味方打線が打ってくれると思っていたので、今日は何とか粘れてよかったです。(渡邉勇が昨日好投したが)勇太郎は勇太朗で頑張ったので僕は僕のピッチングをしようと思いました。刺激にはなりましたね。柘植とのバッテリーは去年も組んだことがありましたし、試合前もしっかり話をしましたので、いいリードをしてくれました。