勝ちが果てしなく遠い。広島が9日のソフトバンク戦(ペイペイ)に4―8で敗れた。4日の楽天戦から4連敗で借金は今季ワーストの9にまで膨れ上がった。先発の野村は5回途中を今季自身ワーストの8失点でKOされた。

 佐々岡監督は野村に「(球数が)100球近くなって、打順も3巡目。そこの壁がずっと、なかなか破れない」とし二軍降格を示唆。また4回に同点に追いついたものの、勝ち越せなかった打線に「最後はなかなかつながらなかった」と話した。

 コロナ禍などで3試合が延期され、交流戦は移動日なしの9連戦が既に決定。この日で11試合が終了し2勝7敗2分けで交流戦最下位に沈んでいる。佐々岡監督は「1試合1試合、切り替えて頑張ります」としたが、まだ光は見えてこない。