DeNAのタイラー・オースティン外野手(29)が「4番・指名打者」で先発出場した9日の西武戦(メットライフ)4回走塁時に左ハムストリングに違和感を訴え、途中交代となった。

 4回二死満塁の場面。一塁走者オースティンは、5番・宮崎の2打席連続となる適時二塁打で一塁から激走。ところが三塁を回ると苦悶の表情を浮かべ左脚を気にするしぐさを見せた。生還後は足を引きずりながらベンチへ戻った。

 指名打者のため6回の打席で代打を告げられ、交代となった。試合後、三浦大輔監督(47)は「無理をさせずに交代させました」と説明し「病院に行く予定は今のところないです。治療中です」と軽症だとアピール。様子を見て明日以降の出場を決めるという。
 
 5月途中に佐野と入れ替わる形で4番に座り続けているオースティン。ここまで18試合で打率3割6分9厘、6本塁打と打線を牽引していた。この日も初回の第1打席で交流戦トップの6本目となる12号2ランを放った。試合は投手陣が粘れず、8―8の引き分けに終わっただけに、主砲の離脱は避けたいところだ。