巨人の交流戦MVP候補・吉川尚輝内野手(26)のアクシデントに、ベンチも肝を冷やした。

 8日のオリックス戦(京セラ)に「3番・二塁」で出場した吉川は初回に二塁打を放ち、13試合連続安打をマーク。引き続き交流戦での好調ぶりをアピールした。

 その吉川が悶絶したのが5回一死二塁の好機。オリックス先発・山岡の4球目にバットを振り抜いたが、右ヒザ内側を直撃する自打球となった。

 悶絶する吉川の下にトレーナーが駆け付け、原監督も心配そうに見守った。

 吉川がベンチ裏で治療を受けている間、広岡が代打としてベンチから出かかったがすぐに戻され、再び吉川が打席に立った。
 
 一直でしっかりと走塁した吉川は、その裏には二ゴロを軽快に処理。とりあえず大事には至らなかった様子。梶谷、坂本と主力のケガによる離脱が続く巨人ベンチにとっては、ホッと一安心だ。