巨人の丸佳浩外野手(32)が5日、出場選手登録を抹消された。代わりに立岡宗一郎外野手(31)が昇格。丸の不振による二軍降格は巨人移籍後初となった。
 
 新型コロナによる離脱もあった丸はここまで40戦、打率2割2分7厘、4本塁打、8打点と調子が上がらず。5月30日のソフトバンク戦(ペイペイ)ではスタメンを外れていた。

 コロナから復帰直後の5月上旬、調子の上がらない背番号8に原監督は「『なんだ、あの人あんな打撃していても使われるんだ』と思われるのも限界はある」とスタメン落ちを示唆。直後の広島戦で丸は本塁打を放ち意地を見せたが、完全復調まではいかなかった。

「6番・中堅」で出場した4日の日本ハム戦(東京ドーム)でも1回一死二、三塁で空振り三振に倒れるなど、3打数無安打2三振。試合後、指揮官は「今日も丸の場面がね。初回の。ああいうところでなかなか(点が取れない)」と語っていた。

 この日、丸は二軍に合流するとイースタン・リーグ西武戦(ジャイアンツ球場)でベンチ入り。阿部二軍監督の厳しい指導の下、丸が本来の輝きを取り戻せるか。