DeNAが4日、ロッテ戦(横浜)で7―11と敗れた。息を吹き返しつつあるチームはこの日、中日が敗れたため勝てば交流戦首位タイに浮上するところだったが、乱打戦の末に打ち負けた。

 4月28日以来となる一軍の先発マウンドに立った京山は3本塁打を被弾するなど3回6安打5失点で降板。打線は桑原の4号3ランなど14安打7得点を奪って最後まで猛追したが、京山の後を継いだリリーフ陣も踏ん張れなかった。

 終わってみれば、投手陣は17被安打11失点。試合後の三浦大輔監督(47)は背信投球の京山に「もう少し粘ってほしかったが…」と渋い表情。続けて「(桑原の一時逆転となる3ランで点を)取って取られてというところでリズムに乗れなかったと思う。この(強い)風だから変化球を低くという意識もあったと思うが、結果として大量点になると代えざるを得なかった」と厳しい言葉を並べた。

 一方で投手陣が大崩れする中、打線が得点を重ねて9回に相手守護神・益田を引っ張り出したことには「あのまま終わるよりも、また明日、明後日もあるので、最後粘り強く行けたのは明日につながると思う」と評価していた。

 交流戦は4カード目にして初めて初戦を落としたが、5勝3敗2分けで2位の座をキープ。指揮官は5日の試合で先発マウンドに立つ浜口について「ここのところいい投球を続けているので、それをまた明日出してほしい」と述べ、エールを送って気持ちを切り替えていた。