“偉業”のヤクルト・石川 打撃でも熟練の3犠打! 高津監督「野手も参考にする部分もある」

2021年06月04日 21時27分

投打に仕事を果たしたヤクルト・石川

 ヤクルト・石川雅規投手(41)が4日の西武戦(神宮)、5回1失点の“完投”で今季初勝利。大卒投手では史上初の20年連続勝利を記録し、通算勝利数も現役最多の174勝に伸ばした。

 4月16日以来、今季2試合目の先発登板となった石川は、雨で試合開始が遅れた影響を感じさせず、立ち上がりを3人で抑える投球。2回に味方打線が山田の12号3ランなど打者一巡の猛攻で6点を奪うなど大量援護をもらったが、大ベテランは集中力を切らさなかった。

 3回に7番・スパンジェンバーグに一発を浴びるも、以降は凡打の山を築いた。この日の最速は136キロと決して速いとは言えないが、抜群の制球で無四球。技で西武打線を翻弄した。

 試合は2回以降雨脚が強まり、5回途中で降雨コールド。10―1でヤクルトが勝利し、石川は2015年以来の完投勝利となった。

 試合後、高津臣吾監督(52)は石川の投球に「今日は5回で終わってしまったんだけど、先発だけじゃなくてリリーフピッチャーも今日の石川のピッチングを見て何か感じることがあるのかなと思う」と若手投手陣の奮起を期待した。

 この日の石川はバットでも勝利に貢献した。9番として3打席すべて初球で犠打を成功。上位打線へチャンスを演出し、得点へと結びつけた。高津監督は「練習量もあるし、経験もあるし、野手も参考にする部分もあると思う」とコメント。投手が打席に立つセ・リーグで長年戦い抜いた技をたたえた。

 この日までの最近9試合で先発投手が6回以上投げたのは2試合のみと、苦しい内容が続いていたヤクルト。大ベテランが投打で手本を見せた。

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